あぜ道キャッチボール cover

aDaD Press / JA edition

あぜ道キャッチボール

By nbai

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あぜ道キャッチボール

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作物の育ちを待つあいだにも、あぜ道の草は伸びてくる。 プロ野球を引退した彼は、キャンプで馴染みのある宮崎で農業を始める。何度も訪れた土地なのに、長靴を買う店さえ知らなかった。 育ってほしい作物と、刈ってもまた伸びる雑草。同じ土地で育つものに、それぞれ違う手をかける。農作業の合間には、子どもたちと野球をし、近所の人と立ち話をする。教わったり、手を貸したり。返ってきた言葉に、笑ったり、考えたりする。 ここで育った農作物は、都会へ、そして世界へ。世界で活躍する選手が、今度は彼に会いに宮崎へやってくる。田畑のある暮らしは、遠くの街や、そこで暮らす人たちとつながっている。 あぜ道は、手入れをしながら保つ小径。土地を分けるゆるやかな境界であり、人が行き交い、声をかけ合う場所でもある。 ボールを投げる。言葉を交わす。育てたものを届ける。宮崎の空の下から都会へ、世界へと続く、人と人とのキャッチボールを描く小説『あぜ道キャッチボール』。

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あぜ道キャッチボール | aDaD Press