第二の脳をつくると、第二の脳を育てる仕事が始まる。
フォルダを整える。 タグを統一する。 重複したメモをまとめる。 リンクをつなぐ。 古い情報を見直す。
第二の脳にも、世話が必要である。
観葉植物なら、水をやればいい。
第二の脳は、ときどき分類方針まで聞いてくる。
水だけでは育たない。
立派な第二の脳にしようとすると、記録する前に考えることが増える。
それを、私のポンコツな第一の脳で考えなければならない。
これは、どこへ入れるのか。
何という名前にするのか。
どのタグをつけるのか。
前にも同じことを書いていないか。
書いている。
だいたい書いている。
でも、どこに書いたのか、わからない。
検索する。
見つからない。
もう一度書く。
重複した。
第二の脳を整理するために、第一の脳が働き始める。
頭を軽くするためにつくったはずなのに、頭で管理している。
脳が二つになったので、管理する脳も必要になる。
第三の脳の登場である(笑)。
第三の脳は、第一の脳と第二の脳を見守る。
週に一度、両者を見直す。
月に一度、分類方針を見直す。
年に一度、使わなくなったアプリからデータを移す。
忙しい。
頭を休ませるはずが、脳の会議が増えている。
第一の脳。 第二の脳。 第三の脳。
議題は、脳の運用について。
終了時刻は未定である。

