Concept / 01

ロゴマークの交点

かたちを変えても、残るものがある。

輪郭を引く。余白をつくる。白と紺を入れ替える。aDaD Pressのロゴをたどっていくと、四つの領域が出会う、小さな交点に行き着きます。

Motion study

同じ交点、二つの動き。

二つのマークは、同じ一点を軸に、同じ速さで回ります。動かすものを変えると、見えてくるものも変わります。

動きを減らす設定に合わせて静止しています。

輪郭ごと回る

輪郭と市松が、一緒に回る。全体の向きが変わり、交点と外形の中心のずれが見えてきます。

市松だけが回る

輪郭はそのままに、市松が回る。同じ器の中で、白と紺の関係が変わっていきます。

静止 → 一回転 → 静止。「交点を表示」にすると、動きの軸が現れます。

aDaD Pressのクレド

フォーカスをひろげる。
少しボヤけてもいいから。

Widen your focus.
It’s okay if things get a little blurry.

二つのマークは、交点の近くを見ると、同じように回っています。けれど、周りの輪郭まで見ると、一方は枠ごと、もう一方は枠の内側だけが動いている。交点が同じでも、起きていることは同じではありません。

一つの点を確かめることと、全体を理解することは同じではない。この動きから生まれた言葉を、aDaD Pressのクレドにしました。

私たちの出版の姿勢

From the logo

別のかたちも、同じ出発点から。

運営会社のロゴを起点に、BookのBへ。そして、輪郭と市松へ。まったく別の記号を加えるのではなく、同じ造形から、別の表情を取り出しています。

a と D

設立時から使い続ける運営会社のロゴ。左に小文字のa、右に大文字のD。ここが造形の出発点です。

Book の B

aとDの形を組み替え、BookのBと、反転したBを背中合わせに。円弧と直線の関係を受け継ぎます。

市松の交点

ベタとアウトラインを交互に置き、間隔をなくす。十字の余白が消えても、四つの領域が接する一点は残ります。

01

交差を描かずに、 交点を残す。

曲線を取り除くと、印刷のトンボを思わせる線が現れる。間隔をなくして市松にすると、今度は十字そのものが見えなくなる。

けれど、交点はなくなっていません。市松の角に、白と紺が出会う場所として残っています。見える記号を減らしても、形を支える関係は残せるのです。

02

動かすと、 見えてくる。

輪郭ごと回すと、形そのものが動きます。市松だけを回すと、輪郭は変わらず、その中の関係が動きます。

二つを同時に眺めると、「何が変わり、何が変わらないのか」という問いが生まれます。静止した印では見えにくかった交点が、動きの軸として現れてきます。

03

読むことから、 考えることへ。

文字のそばに置くと文字のように見え、動かすと独立した形に見える。「これは何だろう」と、少し立ち止まる。その小さな問いも、このマークの表情の一つです。

サイトや書籍に使う装飾も、ロゴから派生する形として考えています。見た目が変わっても、同じ出発点を持つこと。aDaD Pressの読む場所と考える場所を、そんな関係でつないでいきます。

変わるかたち。残る交点。 そのあいだに、考える余白を。

ロゴマークの交点 | aDaD Press